若者投票率向上委員会

若者の投票率を上げるために、各自治体や民間で行っている活動にフォーカスしてご紹介していったり、投票率に関する思うところなど記事にしていきます。

若者の主体性を養うことで高める投票率

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「誰が当選しても同じ、何も変わるわけがない」このような考え方を持つ若者はたくさんいます。中高年になると、政治にまったく興味がなくても、政治によって日本が変わり、それによって会社の方針が変わったり、教育が変わったりすることを目の当たりにすることもありますが、10代や20代前半では政治を身近に感じることが困難かと思います。

 

例えば、学校では生徒会がありますが、生徒会役員がクラスや学校中の生徒から、より良い学校にするための意見を求めて、それを教職員に提出したところで、生徒と教職員との話し合いの場が設けられることは、ほとんどありません。それどころか、生徒からの提案は窓口をなっている教職員によって却下されることも多く、生徒の立場では納得感が得られにくい状態です。

 

納得感を高められず、主体性を養うチャンスも少ない中で、選挙権を得た10代や20代前半の若者たちが投票に行くかどうかといえば、行かない選択をする人の方が多くなるのは当然の結果かと思います。とはいえ、日常生活において、このようなチャンスがなかなかなくても、ワークショップのような、ある種、強制的に主体性を養い、自分の考えや他者の考えによって、何かが変わる体験をすることで、政治に参加することの意義を見出していくような方法もあります。

 

日本の教育が変わろうとしている時代に、その狭間にいる選挙権を持つ18歳、19歳の子供たちにワークシショップに参加してもらうことは、投票率のアップにも貢献するかもしれません。